どうも、ぼちぼちです。
友達くらむちが「簿記検定受けようと思うねん。」と言い出したので、これはいい機会!と一緒に始めようと勝手に決め、クレアール簿記・会計士講座事務所の「2021年11月目標3級パックWeb通信」を始めました。※記載の学習内容に思い違いなどがあるかもしれませんのでご了承ください。
現金主義と発生主義
収益・費用に対する考え方には現金主義と発生主義の2つがあります
現金主義=収益・費用は金銭による収入支出のタイミングで計上すべきという考え方
発生主義=収益・費用は金銭による収入支出に関係なく、取引の発生(経済価値の増減)に応じて計上すべきという考え方
簿記の世界では発生主義が主流となっています
決算仕訳(収益・費用の未払、未収、前払、前受・貯蔵品・月次決算)
決算仕訳は期末に翌期に入る前の「締め」の作業のようなものです。
今回は(収益・費用の未払、未収、前払、前受)についてです。
本業の仕入や売上の場合は売掛・買掛という科目になり、
それ以外のお金の貸借、家賃、手数料などの取引のときの課目です。
収益の未収
今期中にサービスをしたり売ったりしたものの、まだ代金を受け取っていない
未収の決算仕訳
今期中に行った役務の代金を計算し、当期の収益として計上
未収収益に対する勘定を計上する(未収手数料、未収家賃、未収利息など=資産)
翌期首に再振替する(期首再振替)
例:
決算:未収家賃/受取家賃
再振替:受取家賃/未収家賃
収益の前受
今期中に代金を受け取ったけれど、まだサービスを開始したり売ったものを納めていない
前受の決算仕訳
翌期以降に提供予定の役務の分は当期の収益から減額
前受収益に属する勘定を計上する(前受手数料、前受家賃、前受利息など=負債)
翌期首に再振替する(期首再振替)
例:
決算:受取手数料/前受手数料
再振替:前受手数料/受取手数料
費用の未払
今期中にサービスを受けたり購入したりしたものの、まだ代金を支払っていない
未払の決算仕訳
当期に受けた役務に係る代金を計算し、当期の費用として計上する
未払費用に属する勘定を計上する(未払手数料、未払家賃、未払利息など=負債)
翌期首に再振替する(期首再振替)
例:
決算:支払家賃/未払家賃
再振替:未払家賃/支払家賃
費用の前払
今期中に代金を支払ったけれど、サービスを受けたり物を受け取っていない
前払の決算仕訳
翌期に提供を受ける予定の役務の分は当期の費用から減額する
前払費用に属する勘定を計上する(前払手数料、前払家賃、前払利息など=資産)
翌期首に再振替する(期首再振替)
例:
決算:前払家賃/支払家賃
再振替:支払家賃/前払家賃
貯蔵品と月次決算
貯蔵品
期末に残った通信費=はがき切手と租税公課=収入印紙が残った場合は貯蔵品として決算整理し、
翌期首に再振替する
月次決算
毎月決算処理を行う。多くは見積額による決算で、期末に正しい額に調整をする。
今回は期中の取引と金銭の出納が一致しない時の決算整理のやり方を学びました。簿記では期末に収益費用は残らないように期中の取引をまとめてスッキリと翌期を迎える準備をするということなんだなぁと理解しました。
決算は結構手間がかかるんだなぁと思いました。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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