母がレビー小体型認知症と認定され、同じ病気のご家族の方の参考になればと、どんな出来事があったかつらつら思い出しながら書いています。話が前後することもありますがご了承ください。母は現在、グループホームへの入所を待ちながら小規模多機能型居宅介護施設でずっと生活しています。
前回の記事ではやっと施設で受け入れてもらったところまででした。どんどん痩せていくので本気でもうあかんかもと考えていました。
長いこと食べない飲まないが続いた
前回の最後にも書きましたが、長いこと食べない飲まないが続きました。そのため体重はあっという間に減ってしまいました。皮肉にも、以前はあんなに体重が減らないと嘆いていたのに。
体重は減るのにふくらはぎから足首にかけてがすごくむくみました。
あまりにパンパンになったので病院に連れて行きましたが、「膝より上がむくむのでなければ良くあることです。薬といっても利尿剤とかくらいです」と言われたので、水を飲まないのに利尿剤を飲ませるわけにはいきませんでした。それにもう母に薬を飲む気がまったくありませんでした。かろうじて背中にはるアルツハイマー型認知症のパッチだけはなんとか続けることができました。
何もかも毒だと思う
母にとっては食べ物飲み物薬、すべてが毒に思えるようでした。
今から思い返すと、突然知らない人たちばかりの施設で良く知らない人たちに囲まれているのですからどんなに優しくされても最初は警戒心が解けなかったのかもしれません。
最初に入った施設から母がかけてきた電話の向こうで話す職員さんの声は、少し威圧的で感じが悪かったです。不信感とか、警戒心とかそんなものも被害妄想の原因だったのかもしれないとぼちぼち個人は思っています。
大病院からの離脱
コロナ禍で通院も支障がありました。電話で往診対応してくださいましたが、前の先生からの引継ぎの新しい先生でした。そうやって1度診察を電話で済ませ、改めて度診察に行ったとき、急を要するような事態にならない限り通院の必要はないから「かかりつけ医」に診てもらったらどうかと打診されました。通院も遠いし大変だし、先生の言うとおり施設に出入りしている医師に引き継いでもらうことにしました。
時によって違う症状
レビー小体型認知症は良し悪しの起伏が激しい病気だと説明を受けていました。それはわかってはいるのですが、その波は一日ごととか決まっているわけではなくなんとなく最近調子がいいなぁとか今日は調子が言い悪い。とかまちまちです。午前は調子が良かったのに午後はダメ。とかです。そのころたまに施設に行くと、職員さんが先日こんな話をしてくれました。とか教えてくださるのですが、えーそんなにちゃんと会話できたのか。とわたしも驚くほどクリアな時があるようです。
昔のこともよく覚えているので「何にも忘れていない」と思うのです。それが病気の症状のためにモヤがかかっていると感じています。長く症状が重い時が続いてもいい時がくると本当に普通に接することができることもあったのです。今回はこのへんで。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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