どうも、ぼちぼちです。
母がレビー小体型認知症と認定され、同じ病気のご家族の方の参考になればと、どんな出来事があったかつらつら思い出しながら書いています。話が前後することもありますがご了承ください。母は現在、グループホームへの入所を待ちながら小規模多機能型居宅介護施設でずっと生活しています。
心身機能活性運動療法
母のいる施設には「心身機能活性運動療法」のリハビリ施設が併設されていて、
これから母にもこの療法を施してもらえることになりました。
心身機能活性運動療法とは一種の運動療法で、認知症の改善・予防を目的としています。
小川心身療法は、脳・心・体を総合的に活性化して高齢者や認知症、脳卒中に伴う様々な症状を改善
NPO法人 心身機能活性運動療法指導士会サイトより引用
し日常生活を取り戻すことを目指して考案されました。500~1000 億あるといわれる脳の神経細胞
は高齢になると自然に減少しますが、健康な部分の脳を活性化させることで、症状を改善し脳の活性
を維持しようとする脳の可塑性を最大限に活用する療法です。
【活性温熱療法】を基本として、それ以外の 4 種の運動療法【心身体操】【フィンガースポーツ運動】
【フラハンド有酸素運動】【ゲーゴルゲーム運動】と【回想療法】という全部で 6 つのプログラムから
構成されており、認知症の行動心理症状、並びに中核症状を薬を頼らずに改善します。
体験
母の症状が今ほど深刻ではなく、まだ認知症になるとは思っていなかったころ、この療法を私も一緒に体験したことがあります。
活性温熱療法
まずは岩晶麦飯石の入ったちいさな座布団のようなもので両手をはさんで温めながら療法士さんがグーでトントンたたいてくれます。眠くなるほど気持ちよかったです。
これを次は肩、背、足、膝と順番にやってくれます。
フィンガースポーツ運動療法
次は、少し硬い弾力性のあるグッズを指に付けて椅子に座ったまま軽い運動をやります。
フラハンド有酸素運動療法
次はフープをリズムよく回転させます。
簡単な動きですが、リズムよく回し続けるのは結構集中力が必要かもしれません。
母はこの辺で飽きたようで私たちが体験したのはここまで。
ゲーゴルゲーム運動療法
次は遊びの要素を取り入れた療法です。ボールを打ったり、輪投げしたりと楽しく体をうごかします。
回想療法
その次は、聞いて理解する能力、見て理解する能力、言語能力などの向上や記憶力の向上のプログラムがあり、最後は心身体操
心身体操
立っても座ってもできる4つの運動です。
体験したときは、順番が多少違ったのか心身体操もやった気がします。
母が受けるのは活性温熱療法だけかもしれません。
施設代表におまかせしています。
母に限らず、軽度の認知症状がある人が、これらの運動療法を受けるだけでも
・普段と違うことをする
・外に出かける
・人と話す
・体を動かす
というような刺激を受けることになるのですから、悪いわけないと信じています。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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