2022.12.10
どうも、ぼちぼちです。
母がレビー小体型認知症と認定され、同じ病気のご家族の方の参考になればと、どんな出来事があったかつらつら思い出しながら書いています。話が前後することもありますがご了承ください。
母は小規模多機能型居宅介護施設でずっと生活した後、グループホームへ入所しました。
前回の記事では大病院への通院をやめたところまででした。
入所時アンケート
最初に小規模多機能型居宅介護施設に入った頃の話です。
施設入所すぐにアンケート用紙を渡されました。
本人の状況をよく理解するため利用者全員に実施されるものです。
それを受け取ったとき母の調子がよかったので「これ書いて」と母に渡し、
順番に一緒に見ながら答えていきました。
質問が多く全部は埋めることはできなかったものの
自分の状況をある程度理解できていました。
のちに職員さんに「あのアンケートを自分で書いた人は初めてです」と言われました。
ほかの方はご家族の方が代わってらっしゃるのでしょうが、
わたしはできることは自分でやるべきと考えました。
飲まない食べない
飲まない食べない状態は続きました。
時々ほんの少し飲み食べするので、かろうじて命はながらえていました。
ごまかしがきかない
何がどうだったかすっかり忘れてしまいましたが、
母が何かの薬を職員さんにせがみ、
それを飲ませないために代わりにビオフェルミンを渡したところ
「これちがうやろ」とに見抜かれてしまったそうです。
母は「ボケる」というのとは少し違う印象でした。
着るものがない
施設の持ち物リストにあるとおり最低限の衣類を用意したところ、
母は着るものがない。と言い出しました。
母はよく洋服を買いコーディネートを楽しんでいました。
ほかのことは興味がなくてもそういう意欲はあるようです。
実家にある衣類を片っ端からかき集め、季節の衣類を施設に持っていきました。
喪服を除外したところ「お葬式に行かんなあかんから喪服いるねん(妄想)」としょっちゅう言うので、一着だけ置くことにしました。
施設は日本家屋を改装したもので、母の部屋は畳の和室でふすま、障子、その向こうに縁側。
という、まるで普通の生活をしているような作りで、洋服ダンスとベッドがあります。
病院や大きな施設とは違いすごくいいと思うところです。
妄想を修正できない
妄想が激しいのは困ったことですが、妄想自体よりどれだけ説明しても修正できないところがイラ立ち、対処に苦慮する点です。
例えば喪服の話
私「誰のお葬式に行くの?」
母「〇〇(私)」
例えば化粧品のビンの話
母「危ない!燃えるねん!」
私「そんなことないって」
母「すぐに爆発する!」
入れ歯の話
入れ歯が自分のものではないと使わないことがありました。
私「ほら(容器に)名前かいてあるやろ?」
母「違う人のや」
私「違う人のやったら合わへんやろ?」
母「違うねん」
私「今だけ借りといたら?」
といろいろ言い換えてみてもやっぱりだめでした。
本人が納得しない限り無理なのです。
当時は何とかしたいと考えていましたが、最近ではどうしようもないこと。
とあきらめられるようになりました。
あ、ちなみに今は入れ歯は使っているんです。変化もありました。
ないないづくしの今回はこのへんで。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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