生理の貧困
近頃みたニュースで驚いたのが「生理の貧困」問題でした。
生理用品を買うお金に困っている人たちが日本にいる。
という事実はにわかには信じがたい話でした。
イギリス、ニュージーランド、フランスなどでは
生理用品を無償で配布する
(学校のトイレに設置されたりといった)
取り組みが始まっているそうです。
「生理の貧困」についての記事を書こうと思って調べるうちに
日本の「#みんなの生理」という団体の活動を知りました。
今回はその活動内容をシェアするとともに
使い捨てではない生理用品のご紹介をしたいと思います。
#みんなの生理とは?
任意団体#みんなの生理は「生理用品を軽減税率対象に!」オンライン署名キャンペーンから始まった団体です。「全ての人の生理に関するニーズが満たされどんな人も自分らしく暮らせる社会」をビジョンにかかげ、生理にまつわるあらゆる不平等をなくすことをミッションに活動をしています。(#みんなの生理公式サイトより転載)
この団体の調査によると
・約5人に1人が「過去1年以内に金銭的な理由で生理用品の入手に苦労したことがある」
・27.1%の人が「過去1年以内に金銭的な理由で生理用品でないものを使った」
・37.0%の人が「過去1年以内に金銭的な理由で生理用品を交換する頻度を減らした」
本調査は日本国内の高校、短期大学、4年制大学、大学院、専門・専修学校等に在籍している、過去1年間で生理を経験したことのある方を対象に、生理用品の入手状況や、生理による機会損失の現状を明らかにすることを目的として実施しました。
SNSで回答を呼びかけ、有効回答件数は671件でした(2021年3月2日時点)。
※現在も調査を継続中です。
という結果だったそうです。
わたしも生理は苦痛なものでしたが、
生理用品に苦労することはなかったので、
生理自体の苦痛に加えてさらに
生理用品を入手できないという問題をかかえている
若い人たちのことを思うとつらい気持ちになりました。
#みんなの生理 の署名活動
#みんなの生理の署名活動に協力しませんか?
生理用品をめぐる各国の動き
世界各国でも対応が始まっています。
スコットランドで2020年11月24日
生理用品の無料提供を定める法律が成立
学校や公共施設で、生理用品を必要とする
全ての人に無料で提供される。
2004年にはケニアが、続いてカナダ、オーストラリアなどが生理用品の消費税を撤廃した。
使い捨てではない生理用品
ナプキンやタンポンなどの使い捨て製品だけでなく
繰り返し使える生理用品も配布、減税対象になればいいのにと思います。
布ナプキン
使い捨てナプキンの代わりに
お手入れの手間以外は今までと同じように使えるので
手に取りやすいのではないかと思います。
わたしも金銭的な困窮が理由ではありませんが、
・生理時の不快感が減る
・経済的負担が減る
・環境への影響が少ない
などの理由で使っていました。
また、「始まりそう終わりそう」なときに
ハンドタオルやあまり布を使って作った簡単な布ナプキンを
使用していました。
吸水ショーツ
ナプキンやタンポンを使わなくてもショーツだけで経血をキャッチします。
月経カップ
初めてニュースで目にしたときは本当にびっくりしました。
膣内にシリコンカップを挿入して経血をキャッチするものです。
今日は「生理の貧困」をめぐる
世界の対応、日本での活動団体、
使い捨てない生理用品についてのご紹介でした。
本日NHKで関連番組が放送されますのでご紹介しておきます。
クローズアップ現代+[総合] 2021年04月06日 午後10:00 ~ 午後10:30 (30分)
生理の貧困
社会を動かす女性たち
では今日もぼちぼち行きましょう。
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