芥川賞受賞、宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』を読みました。

本、映画、ドラマ

読書

まず、私は読書家ではないです。

買う本といえば、HOWTOものやレシピばっかり。

レシピ本に関してはマニアか!っていうほど本屋さんでながめて楽しんでいました。

特に小説は昔ほど読まなくなりました。

インターネットが発達してからはネットサーフィンにたくさんの時間を費やすようになりました。

じっくりと物語の中にひたるような時間を持たなくなったのです。

けれど、そんなことではいけないと、うすうす考えていました。

読書のきっかけ

読書していろんなこと知識があるほうが人生が豊かになるはず。って思います。

人間として厚みがでるんじゃないかな。なんて。

でも何から手をつけていいのかわからないのでまずは目立っている作品から読もうと思いました。

受賞作って好き嫌いは別として太鼓判おされてるから安心して読み始められます。

読書へのわたしの姿勢はそんな感じなんですが、

テレビのニュースで今年の芥川賞、直木賞の発表をみて、

どちらの作品も内容がおもしろそうだと売り切れる前にとすぐにネットで注文しました。

(というのも近所の本屋というのがなくなってしまったため)

作者の宇佐見りんさん

経歴を知るだけで、この人天才だ!と思いました。1999年生まれ

  • 二十歳で出したデビュー作「かか」が文藝賞と三島由紀夫賞を受賞
  • 2年後『推し、燃ゆ』で、史上3番目の若さで芥川賞を受賞

ほんとすごくないですか?ようはすごい物語しか書いてないってことです。

宇佐見りんさんはかなり読書家のようです。読書家になったきっかけは分かりませんが

「たくさん本を読む」から「自分も書きたい」と思うようになるんだろうなぁ。

とインプットもアウトプットも苦手なわたしは思います。

読み方も違うのかもしれません。

「推し燃ゆ」は苦しい

ネタばれになるのであらすじは書かないことにします。

すでに有名になってしまった「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」との書き出し。

川端康成の「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」ぐらいのインパクトのある一節です。

まず、わたしには意味がわかりませんでした。

読み進めるうちに感じたことは「息苦しさ」。

八方ふさがりでじわじわと周りから壁が迫ってくるような切迫感があり、

それは最後まで解放されることはなく、潰れてしまうような感じでした。

ストーリーとしては

アイドルを「推す」ことだけが生きがいで学校にも家族にも居場所のない高校生が、

もがき苦しむ姿が生々しく語られている

ということだけなのですが、こちらも苦しくなるほどの圧倒的な表現力でした。

はしばしに宇佐見りんさんの感受性とか表現力が際立っています。

雑誌の取材で「うそは書きたくない」と語られていますが真実味がありました。

最後であるものを別のあるものように拾いあつめる。というくだりがあるのですが

それをそんな風に思う?!という驚きとともに、色の対比があってすごくインパクトのあるシーンでした。

SNSで「絶望の書」と表現されている方がおられましたが、

ハッピーエンドでもなく、ここで、「で?」とか「だから?」と突っ込むものでもないです。

悲劇といえばそうなのかもしれないけど、

社会に寛容さが求められているような気がしました。

気になる方はご一読ください。

では、今日もぼちぼち行きましょう。

「推すことの切実さ、文学にしてみたかった」21歳の芥川賞作家・宇佐見りんインタビュー
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。まだ詳細は何一つ分かっていない。何ひとつ分かっていないにもかかわらず、それは一晩で急速に炎上した」この書き出...

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