母がレビー小体型認知症になりました(1)※リライト

認知症

母がレビー小体型認知症と認定され、同じ病気のご家族の方の参考になればと、どんな出来事があったかつらつら思い出しながら書いています。話が前後することもありますがご了承ください。

2020年の2月から小規模多機能型居宅介護施設に入所後、
2021年11月から同施設のグループホームに移り生活しています。

認知症だとわかるまで

2017年:ちょっとした変化、長引く風邪

母のちょっとした行動の変化は2017年に始まりました。

母は社交的でお友達も多く、旅行や外食やしょっちゅうお出かけを楽しみ、
よく食べ、よく笑い、ふっくらした体型をしていました。

私が外出に誘うと予定がない限りは「行く」と言ってくれたのに

その年は「風邪が長引いてんねん」と断られることが多かったです。

お友達との会食や習い事などのお出かけもお休みするようになりました。

今思えば、この頃からちょっと変化があったような気がします。

2018年:普段通りになった

翌2018年やっと風邪も治り出かけられるようになり、元通りになったと安堵していました。

車を運転して片道1時間弱の趣味の絵画教室にも行けるようになりました。

2019年:持病

そして2019年。春先に今度は持病の「痔」が痛いと言い、

また出かけられなくなり便秘、食欲不振、活動低下、不眠になりました。

7月に病院で一泊して注射をしてもらい、やっと落ち着くかと思ったのに、

一向に良くならず本人も辛そうでした。

「わたしボケるわ」

痔の悪化と前後して「わたしボケるわ」と言い出しました。

家族の目から見て痔のこと以外は

喋ることも普通だし、記憶力も衰えていないし、なにゆーてんの!?そんなわけないやーん。

とわたしも家族も全く本気で聞いていませんでした。

証券口座の解約

「これからは管理できなくなるから証券口座を何とかしたい。」

と言うので、口座を解約することにしました。

証券会社には本人が電話して解約手続きを終えました。
理由を聞かれ「もう管理できへんようになりそうやから」と答えていました。

自分で解約できたのです。

認知症を疑うことができなかったのも理解できますよね?

思えばこの時に手続きしておいて本当によかったと思います。

おかしいことを言う?

私たちの目にはおかしいとは見えていなかったのですが

病院で痔の治療を担当した先生に

「ちょいちょいおかしいこと言わはるから精神科を受診したらどうですか?」

と言われたそうです。

思い込みが激しくなり言うことを聞かなくなりました

あるとき自分のゆうちょのカードがおかしい、間違っていて使えない

誰かに取られる、と言い出しました。

違うと何度言っても、誰が言っても考えを変えませんでした。

それなら。と郵便局に行って、目の前でカードを新しくしました。

それでもいつまでもおかしいと言い続けました。

家族が気付けなかった

正常だと思っている人が不合理なことを言うのですから、

家族はイライラとして大きな声でなじるようなことを言ったりしました。

口調や見た目は今まで通りなので私たちは変化に気づけなかったのです。

誰も気づかず、すれ違っていたこの時が一番、家族にとって良くありませんでした。

他者の目

あまり出かけなくなった母を心配して、叔母が通うリハビリに連れて行きました。

「わたしボケますねん」と半笑いで言う母に

施設長が「そんなことないです!ボケたらそんなにしっかりしてないし、

ボケてる人はわたしボケてると言いません!」と言ってくださいました。

わたしもお墨付きをもらったように「そうやんな」と安堵し納得しました。

リハビリは途中で離脱したものの、休憩のときにはおやつを食べ

叔母とも話して楽しそうにしていたのでよかったなと思いました。

変な発言

なんか変なことを言うな。と気づき始めました。

「骨がコンクリでできてるから」と真顔でいうのです。

それから少しずつそんな発言が混じってきました。

母がレビー小体型認知症と診断されるまでの経緯の途中まででした。

では今日もぼちぼち行きましょう。

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