どうも。ぼちぼちです。衣類は過剰供給、衣類の無駄をなくす方法。だれか発明してくれませんか?今でもその気持ちは変わっていません。
こわーい、むかし話
30年ほど前はブランドイメージを保つために残った製品はカットして焼却する。なんていうことが行われていました。今だったら大炎上しそうな映像をテレビで見ました。
当時、在庫品の処分といえば社員に安く販売する。招待制のセールで売る。っていうぐらいが定番。
社員向けに販売したら、100円でも売れない商品というのが存在しました。そういうのが焼却されたのでしょうか?
製品だけでなく、生地の段階で在庫になっているものもありました。大きな反物(巻き)で買ったものの、サンプル時点で注文を集められず製品化されなかったり、10着も注文が入らなかったとかそんな理由でした。ニット部門では糸のままの在庫がありました。
招待制のセールではタダみたいな値段で高級素材が販売されていました。それでも残ったら「置く場所にお金がかかるから」と処分されていました。
もったいないなぁという気持ちはあっても、もらっても使いきれない量だったのです。
20年以上前のリサイクル
アパレル企業は世の中の空気を、いち早く察知する宿命です。
20年以上前に「地球にやさしく」という言葉がブームになりました。なんでもかんでも「地球にやさしく」しているらしく耳にタコができるくらい聞いた言葉です。
けれど、本当に地球にやさしくしたい人は、ほんの一部だったでしょう。
そのころ、リサイクル工場の開発説明を受けたことがあります。不要になった製品をボタン、ファスナー、素材などに分別してリサイクルしよう。という趣旨だったと記憶しています。
この大きな工場を作るエネルギーと資材がむしろ「地球にやさしくない」のでは?焼却して熱エネルギーとして活用するほうがよっぽど現実的と感じました。
ポリエステルの服からポリエステルの素材を作る
近頃は少し変わっているようです。ペットボトルのPET樹脂から素材を作るように、ポリエステルの服をPET樹脂まで戻して繊維にする。すると新たな原料を使わずに完全に循環できるそうです。
これでポリエステルの服は完全再生できるらしい。夢の技術ですね。開発された方はすごいし尊敬します。
では天然素材はどうしましょう?
システム改革を望む
大量に作って売って余らせて処分する。
そんなアパレル業界の構造自体が時代遅れな気がします。
生産量に制限をつけるか、生産量:販売量の差に応じてペナルティをつけるのはどうでしょう?それか受注生産することにしませんか?
コロナで、蔓延防止か経済かと言われました。
経済か、持続型社会か、このふたつもあい反するものでしょう。持続型社会に近づけるのは、本当に難しい問題ですね。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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