どうも。ぼちぼちです。
前回に続き今回は「割烹着9」型紙のご紹介です。
割烹着の型紙
割烹着の型紙を作ろうと思ったきっかけは、自分が作りたい型紙を見つけられなかったからでした。
もともと着物が汚れないように着用した割烹着、今の時代には必要ないようにも思っていましたが、実際に使ってみると洋服の汚れを防止してくれ、冬場には暖かいので割烹着を愛用するようになりました。夏にはエプロン、冬には割烹着です。
着物用の割烹着は袖ぐりがすごく広く作られていて、それはいいとしても、いかんせんフリル付きの綿の割烹着は好みじゃなくて、ネットを探しても欲しいような割烹着型紙も見つからず、なんとかならんもんかなぁと割烹着型紙の開発を始めました。
最初の年に割烹着1を作り、それから毎年ひとつづつ増やして10個の型紙を作りました。どれも思い入れがあります。今回は9作目の、ラグラン袖で動きやすいシンプルな割烹着です。
この記事は過去ブログを再編しています。
リネンダブルガーゼの割烹着
今シーズンの新作割烹着はシンプルなラグラン袖のものになりました。別の形のラグランのも試作していたのですが、今ひとつしっくり来なくて、シンプルなものを作ろうと思いました。
これまで作った割烹着の型紙はほとんどセットインだったのと、唯一のラグランの割烹着3はギャザーが多めでちょっとカワイイ仕上がり。シンプルなものも働き者っぽくってよいなぁと思ったのです。
袖は肘にタックを入れて、腕が動かしやすい工夫もしました。
たいへんお待たせして申し訳ありませんでした。
割烹着9の型紙をアップしましたのでご利用よろしくお願いします。
私もこの割烹着で家事をしています。
肩周りが動きやすくて、袖の膨らみ具合もなかなか可愛くていい感じです。
ご利用よろしくお願いします(^_^)
型紙サイズ調整のご質問をいただきました。
割烹着9の型紙をご購入いただいたお客様のお母様からお電話をいただきました。
お嬢様の希望で「サイズを少し大きくしたいのですけどどうしたらよいですか?
前端で広げていいですか?」と。
この型紙は脇線がつながった形になっているので、前端を平行に出せば簡単だし手軽です。
それでも縫うことは出来るのですが、その分、衿ぐりのあきが広くなってしまいます。
「やっぱりこの場合は脇線で広くするのがおすすめです」
「その場合には縫い合わせる袖も広くしてください」
とお答えしました。
その補正方法の一例が次の図。
袖下の修正は、そのまま袖口まで広くするとか
袖口をゼロにして袖下線自体を
外側に回転させるように広くする。など
いろいろな方法があります。
この例では縫い合わせのためにシルエットが変わらない方法にしています。
これも自分で愛用している割烹着のひとつ。こういうシンプルなものが結局は使いやすいです。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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