どうも。ぼちぼちです。
前回のつづきの実際に遺品整理した話からです。
遺品整理の実際
遺品整理は従妹姉妹が中心となり、私はサポートとして参加しました。ちなみに相続人は従妹です。とにかく言葉どおり「足の踏み場もない」状態の家を片付けるのは考えただけで途方もない気がしました。
わたしが途中から参加したときにはもう片付けられていましたが、鴨居にもぎっしり洋服がかかっていたそうです。まずは、陶器類を一部屋に寄せる作業をし、タンスから洋服を出してゴミ袋に詰めました。出しても出してもまだまだあります。きれいな状態のものもありましたが、それを選り出したらいつまでたっても終わりません。いとこたちは数着持って帰ったようですが、私はここからは何も持って帰らないと決心していました。それでなくても物は増やしたくないのです。
洋服もですが着物もあり、体感的には着るものだけで1000着ぐらいあった気がします。捨てるのが惜しいような物もたーーーーくさんありましたが、ひとつOKとしたら際限がなくなってしまうので、ゼロベースで考えることにしました。陶器類や照明は古物引き取りしてもらい、家具の一部はいとこたちが持ち帰りました。
1階がやっとあらかた終わり2階に着手してもっとうんざりしました。というのも、もともと物置とされていたものですから、面積も高さもすべて使って物が詰め込まれていたのです。亡くなったAさんのお母さんやそれよりずっと以前に亡くなっていたお父さんの衣類まで出てきました。贈答品の食品なんかも出てきました。もちろん食べられるわけがありません。とにかくすぐいらないものは全部ここに詰め込んで、あふれてきて1階が侵食されてしまったのでしょう。どこかで気づけなかったんでしょうか?気づいたときには手遅れだったのかもしれません。
これからの暮らし方
遺品整理は延べにして何日もかかりました。そしてこの経験は大いに教訓になりました。私はものに押しつぶされてキッチンで寝起きするような暮らしは望んでいません。こころ穏やかに過ごしたいです。本当に心を豊かにするモノとは何でしょう?
歳とともに衰える体力や気力を考えると不用品を身の回りに置くのは危険です。地震などの際に危険だからというだけでなく心をむしばむと思います。本当に大事に思い、きちんと手入れして長く持っていたい。そんな好きなものだけに囲まれて暮らすのは、どれほど幸福だろうかと考えます。
これからは見えないところにいらないものを置くのではなくちゃんと整理して、自分が亡くなる時には遺品を整理しなくてもいいくらい潔く、限りなくゼロに近づけたい。それが私の野望です。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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