どうも、ぼちぼちです。
母がレビー小体型認知症と認定され、同じ病気のご家族の方の参考になればと、どんな出来事があったかつらつら思い出しながら書いています。話が前後することもありますがご了承ください。
2020年の2月から小規模多機能型居宅介護施設に入所後、
2021年11月から同じ建物の2階のグループホームに移動し、生活しています。
またまた帰宅
ある日、面会に行くと反応が薄く、いつも通りでした。
部屋に荷物を持って行くと、おむつの残りが少ないことに気づきました。
早速、翌日買って持っていきました。部屋におむつを置き、昨日来たけど一応顔だけ見て帰ろうか。と、リビングを覗くと姿が見えません。職員さんに尋ねると「今いらっしゃったんですけどねー、〇〇さーん?」
「はーい、ここにおるよー」とはっきりとした返事がありました。あまり見慣れない服を着ていたので気づきませんでした。
「来てくれたん?」
あれ?昨日とは様子が違う。受け答えが明確です。
妄想いろいろ
「昨日、着物着てた?小さいやつ」と2cmほど指を広げました。そんな小さいの着られるわけないやろ?という私に「お前もそれぐらい小かってん。」
それ以外にも天井の四角のところから、父や甥や姪がのぞいて見ていたといいます。
部屋のベッドがおかしくなってるとか、部屋の床に穴が空いていてベッドのところ以外は残っていない。
また、父が誰か別の女の人と暮らしている。と言うのです。
もちろん私はそれが妄想であることを知っています。
でも、こういう話をするのは反応のある時だけです。
家に帰りたい
いつもより遅めの時間に訪問したのですが、「帰ろうと思うねん」といい始めました。「明日まででも、明後日まででも、ずっとでも」
スルーしたのですが、何度も言うので職員さんと相談し、一旦帰って迎えに来てくれるようにお願いしました。
帰り道「この間帰った時に道や家がぐちゃぐちゃになって、きったなくなっててんけど、今日はそうでもないなぁ」「ジャスコ行きたいわ」「食パン食べたいわ」といろいろ言います。
「食パン買ってくるから車で待っててな」とコンビニで停めたところ「ちょっと降りるわ。見たい」ちょっと面倒に思いながらマスクを着け、手を消毒させて店内に入りました。あれやこれや「欲しい」と言うので1,500円分ほど買いました。
車のところに行くと今度は「家まで運転させて!できるから!」さすがに免許証がないことを理由にやめさせましたが、本当にできたかもしれません。
散髪
散髪してもらい。という私に「散髪してもらおか」と自ら進んで父に切ってもらいました。前回途中で怒り出したとかで、ザンバラなまま中途半端な髪型になっていたのです。今回は私も手伝ってかなりまともな髪型になったと思います。
色々思いつく
母の趣味は絵画を描くことでした。その絵が歪んできている。と言います。それだけでなく購入した絵画やバッグや着物、コートが元と違う姿になっていると言います。それらをあちこち引っ張り出して見てそのまま放置していきます。私が後を追い、広げ散らかしたものを片付けました。
今度は、自分の絵をこれ以上変わらないうちに写真を撮っておくと言います。それを画集にでもしたい。絵を描き直すとか言い始めました。
それに振り回され、父と私で絵の具と筆を探しました。
ひと苦労したあと筆洗に水を汲んで始めようとしたところに施設の方が迎えに来てくれました。
「今日は泊まろうと思う。明日でも明後日でも迎えに来て」という母をなんとか連れ帰ろうとする職員さん。
この時ちょっと目を離した隙に母はサッと2階に上がってしまいました。「絵を持って行くねん」「さっき持って降りたやろ?」と言うと「せやった」といいつつ階段の途中で座り込んで動かなくなりました。
だだっ子です。行きたくないからに決まっています。最後には職員さんとふたりで引きずるように降ろし、動こうとしない母を車椅子に座らせたまま車に乗せ、そのまま連れて帰ってもらいました。
躁鬱(そううつ)
話す内容はともかく普通に見える時。そういう時を調子が良いと表現して来ました。
けれど今回気づきがありました。これって「躁(そう)」っていうだけなんじゃ?「鬱(うつ)」の逆の症状なのではないかと思うのです。
そして躁の時の話は、口にしないけど鬱の時も起こっているのでは?
ずーっと怖い思いをしながら毎日過ごしているのでは?と色々考えました。
本当はやりたいことあるけど、鬱の時には抑圧されていて躁の時にあふれ出るのかも?
まだまだ不思議なことがいっぱいの病気です。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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