2022.10.29リライト版
母がレビー小体型認知症と認定され、同じ病気のご家族の方の参考になればと、どんな出来事があったかつらつら思い出しながら書いています。話が前後することもありますがご了承ください。
今回から家族のグループLINEのやり取りをもとにします。
前回の記事では短期入所生活介護施設に緊急入所したところまででした。
2020年1月 怒涛の一か月
介護認定がおりました
要介護申請をしてから約1ヵ月。お正月をはさんで時間がかかりました。
腰がどうの、入院がどうのと言っているときにやっと「要介護度1」の介護認定が下りました。
その間に妄想が激しくなりこんなことを言いました。
化粧品のボトルが爆発する。
足がものすごく大きくなった。
レビー小体型認知症の症状である妄想と幻視、幻覚が顕著に現れてきたのです。
本には、話をそらせて別のことに気持ちを向けるとか、そんな対処法がありましたが、
まったく効果がありません。妄想にとらわれると抜けられないようでした。
父が死んだことになりました
緊急入院の前日、とても妄想が激しく、
自分は犯罪者だから警察が迎えに来る
父が死んでいたのを放置していたからそれがわかって捕まる
死刑になる
と、言い張りました。何度ちがうと言っても信じてくれませんでした。
翌日になったら、お通夜。
その次の日はお葬式。
またその次の日にお葬式が終わって、
葬式代金を払っていないから警察に捕まる。
と妄想なのに時系列があるのが妙におかしかったです。
代金は払っておいたからと言っても「うそや!」と全く信じてくれませんでした。
その父が面会に行っても「死んだ」と言い張りました。
本人を見ても「死んだ」ことと「いる」ことは意識の中でつながっていないようでした。
論理的に矛盾していることを認識できませんでした。
次に預かってもらえる施設を探しました
今回の短期入所生活介護施設はあくまでも一時しのぎでした。ここで1週間ほど預かってもらう間に次の施設を見つける必要がありました。
次の施設と言っても、介護施設のカテゴリーについてなどよくわかりません。ケアマネさんや以前、腰の件でお世話になったリハビリ施設の方などに相談し介護老人保健施設(略して老健と言われる)に決めました。要介護1では特別養護老人ホーム(略して特養)は使えないので、選択肢がだいぶ狭くなりました。(特別養護老人ホームは要介護3から利用できます)
老健はリハビリを目的とした施設で3か月を最長として、必要があれば延長するということでした。
この状況では3か月先のことは、なってから考えるしかないと入所を決め、
職員さんが面談のため、母の入所している施設まで来てくれました。
母には「リハビリをして家に戻る」ということにしました。
本当に戻れるようになったらいいと希望を持ち、2月3日からの入所と決まりました。
介護施設と要介護等級のポイント
等級によって利用できる施設が違う
全然違う問題勃発
母の圧迫骨折などでバタバタしているときに、うちのネコが食べなくなり病院で診てもらうとステージ4の腎臓病と告げられました。治療しようとしましたが、治療自体がかわいそうで、そのまま看取ることを決めました。毎晩主人と交代で見守り、先生に告げられた日数より倍ほど長く頑張ってくれました。私がもっと前に気づいてあげられなかったことを本当に悔やみました。
看取りの間、母のことは父と兄と施設に任せるしかありませんでした。
母が食べなくなりました
老健へ移るタイミングに家族で食事をしようと予定していました。
けれど私がしばらく行けないあいだに、母は全然食べなくなりました。
施設で出されるものが全部毒だと思い込んだようでした。
何も食べない、薬も飲まない、水分も摂らなくなりました。
とうとう併設の病院で点滴を受けました。
このあとさらに事態は悪化しましたが長くなるのでまた次回に。
同じ病気のご家族のかたの何か参考になることがあればうれしいです。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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