【社会】既製服の完全リサイクルはできる? (ウール編)

社会、ニュース

どうも。ぼちぼちです。衣類は過剰供給、衣類の無駄をなくす方法。だれか発明してくれませんか?今でもその気持ちは変わっていません。

前回ポリエステルのリサイクル技術が進んでいることを知りました。

今回はびっくりするような技術の話です。キーワードは「クモの糸」

夢の素材

クモの糸はものすごく強い素材だそうです。重さあたりに換算すると鉄鋼の340倍だとか。
おもにタンパク質で構成されています。

肉体やメンタルが強いことを「クモの糸の〜」と言うべきかもしれません。

人工のクモの糸

この夢の素材「クモの糸」を人工で作れる技術ができたそうです。

天然のクモの糸は、タンパク質でできています。このタンパク質は20種類のアミノ酸でできています。なるほど。

このアミノ酸の並ぶ順番が変わることで、ウールやカシミヤ、髪や皮膚など様々なものになるとのこと。

で、ここからが、夢の技術です。遺伝子レベルの話。

可能にしたのが山形県のベンチャー企業「spiber株式会社」さんです。

夢の技術

アミノ酸の並び方を決めているのがDNAです。

この並び方を解析して遺伝子を合成して、タンパク質を人工的に作れるようになったのです。

  1. 遺伝子配列を人工的に作ったタンパク質の分子をデザインする。
  2. 遺伝子を合成する。
  3. 発酵培養
  4. 人工タンパク質ができる。

これのすごいところ!

  1. 発酵培養に必要なのは「糖」だけ!
  2. DNAの配列をデザインしてさまざまなものを作れる!

なんですごいのか!

石油を代表とする「枯渇する資源」を使わないこと!
無限の可能性がある!

実際に「繊維」として採用している企業があるそうです。
今後、買った服の素材名に「ブリュードプロテイン(登録商標)」という表示を見るかもしれません。

こう感じました。

こんな夢のような話があるんだ!とびっくりしました。
すごいとしか言いようがないです。

前回のポリエステルの完全リサイクルとは違った次元の話です。
石油が枯渇しても大丈夫。だって代替品を作り出せるんだから。

って、ことはね。

食べるものも作れるってこと?
牛肉も培養されて作られるのかも?
肉食は残酷だからベジタリアン。って言う人には朗報かもしれません。

これまでのモノづくりは作るところまでしか考えてなかったです。それが資源の枯渇やゴミ問題、循環型社会への移行の課題を生みましたよね?培養して作り出したものの最後ってどうなるの?

いやいや一体どんな世の中になっていくんでしょう?未来が安心なような不安なような。
おばちゃん世代は手放しに喜べないものを感じるのでした。

では今日もぼちぼち行きましょう。

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