どうもぼちぼちです。
2022年、年金制度が新しくなりました。詳しく知りたいので年金制度の本を買いました。
知らないことは不安なものです。正しく知識を得て安心したいです。
知らないと損する年金の真実、もくじ
- 年金の本質
- 年金に対する誤解を解く~初級編~
- 年金に対する誤解を解く~中上級編~
- 知っておくべき年金の歴史
- 年金改革で変わること
- 公的年金をうまく活用する
- これからの年金との向き合い方
この本は以上の7章で構成されています。
1章と2章を読み終えたところです。へへぇと思うことも多く広く知られて欲しいです。
第1章 年金の本質
この章に書かれているのは以下の三つ
- 年金は貯蓄ではなく保険
- 年金は「共助」自助でも公助でもない
- 年金は将来のものやサービスに対する請求権
貯蓄ではなく保険
保険とは、突発的な不幸に対して備えるものであるということ。
では年金はどういう不幸に備えているのかというと
「予想外に長生きするリスク」=老齢年金(死ぬまでもらえる)
「けがなどで障害を負ってしまうリスク」=障害年金
「死亡して遺族の収入が途絶えるリスク」=遺族年金
老齢年金がいわゆる私たちが思う年金です。貯蓄でなくて保険。これ大事です。
年金は自助でも公助でもない「共助」
自助=自分で貯えて備えること
公助=公的機関からの援助
共助=みんなが共同でお金を出し合って支えること
公的年金制度が始まるまでは、おのおのの家で隠居した老人を扶養していました。それを社会的に公的制度として成立させたのが年金です。
年金は将来のものやサービスに対する請求権
うーん、わかるけど、うまく説明できません。現在支払っている社会保険料で将来同等の価値を手に入れることができる。ってことなんだけど・・・。
年金に対する誤解を解く~初級編~
年金財源は赤字という勘違い
実際は令和元年度で190兆円の黒字。国の一般会計は赤字だけど、年金は黒字。
若者は払い損
正確にいうと支給率は下がるが払った以上の年金を受け取れる。
厚生年金(基礎年金含む) | 国民年金 | |
年金給付額/保険料負担額 | 年金給付額/保険料負担額 | |
1945年生まれ | 5.2 | 3.8 |
1955年生まれ | 3.4 | 2.3 |
1975年生まれ | 2.4 | 1.5 |
1995年生まれ | 2.3 | 1.5 |
これ、微妙な数字だなぁと思います。
高齢者は自分の親の扶養もして、掛け金も払っていたから倍率は高いけど、そんなに得しているわけではないと筆者は書いています。
単純に計算した表なので、どれだけ生きるかによって人それぞれという部分は否めません。
年金は無駄遣いしているから破綻する
過去に不祥事が発覚して、散々たたかれたすえ、現在のようにねんきん定期便が送られるようになりました。
年金積立金の運用に不適切なものがあったことは事実だけれど、年金財源の破綻には結びつかないそうです。
ここのところ、グレーだなぁと思いました。不祥事を防ぐ手立てがどうなったかとは触れられていません。
年金の運用は赤字続き
これについては数字ではっきり証明されています。マイナスの年もあり、プラスの年もあり、2000年代の20年間で年率+3.7%で運用された実績があります。運用なのだからプラスマイナスあってトータルでプラスです。
未納者が4割もいるから年金は破綻する
サラリーマンは未納にはなりません。給料から天引きされるからです。未納者4割というのは歪曲した誤解のようです。国民年金の納付者のうち未納月がある人の割合が4割。
実際に払える余裕があるのに払っていない人は125万人。納付対象者のうちの1.85%です。
これで少し年金を理解できてきました。また次の章も学びつつ、ご紹介したいです。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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