【よもやま話】昭和の名残り?お餅つき

昭和ばなし

どうも。ぼちぼちです。

年末に実家で恒例のお餅つきをしました。

なつかしいお餅つき

子供のころから年末にはお餅つきをするのが恒例でした。
まだ幼いころは杵と臼を使っていました。

もち米はひと晩水に浸したものをかまどの直火で蒸しあげていました。

臼に蒸しあがったもち米をうつしたら、杵でもぞもぞと軽く練るように寄せて粘りが出てきたら本格的に搗いていきます。横で水を打つ祖母と杵でつく祖父のリズミカルな動きがちょっと怖くもあり、面白くもありました。

搗きあがったら粉を振った木桶に移します。

最初は鏡餅から作っていきます。祖母が大きなかたまりの餅から鏡餅のサイズにちぎり取って回しながら丸く形作っていきます。鏡餅が終わったら今度は小餅です。

小餅になったら私たちの出番です。祖母が小餅のサイズにちぎり取ったお餅をコージュータに次々と投げ入れてくるのを、ほかの人で一生懸命丸めて並べていき、お餅が出来上がっていきます。

きれいに並んだお餅は、ぴかっと、なんだか誇らしげに見えました。

出来上がったあとは食べるお楽しみ。きな粉をたっぷりまぶして食べるのがお決まりでした。

餅つき機に替わって

餅つき機に替わってからもずっとお餅を作っています。

この年末に兄と話ていたら、兄が小学3年生の時まで杵と臼でお餅を搗いていたそうです。
四年生になったらお餅を搗かせてくれる。という言葉を楽しみにしていたのに機械に代わってしまって残念だと思ったのだとか。

今回2回目の「蒸し」のときにうまく蒸しあがらないところができて、そろそろ寿命かなぁという話の流れで、そのときから同じ餅つき機を使っていることが判明しました。え?かれこれ50年近く!?えぇーーー!?

これからどうするの?

そもそもお餅を搗くのか?

今までお正月のお餅を買ったことはありません。でも簡単に手に入る時代です。私としてはお餅つきは大変だけど、もち米の蒸しあがる匂いはかぐわしくて好きだし、一緒にわいわい作るのも楽しいけど、お餅をあまり食べなくなりましたしね。悩ましいです。

兄はこれからも作るつもりだと言いました。それならば、わたしもお手伝いしましょう。なんせ搗きたてのお餅を食べるという楽しみはほかではあまり味わえない贅沢です。

搗くとしたら何升?

今回は4升のもち米で作りました。配る親戚が減り、鏡餅の数もたくさんはいりません。そして鏡餅自体がそんなに大きなものでなくてはいけないのか?という疑問がわきました。

もし新しく餅つき機を買うのなら何升づきにするか?も悩ましいです。今のものは2升づき。それを2回していました。1升づきか2升づきか?

兄の「2升やったら一回で終わるやん。」のひと言で新しく買うのは2升づきにすることになりました。今までのものの買い替えだから新しく置く場所が必要になるわけでもないから良しとしましょう。

そんな感じで今年の年末(およそ1年後)のプランが固まりました。まぁ、今年何があるかわからないからプラン通りできるかどうかはわかりませんが、年末のお楽しみが続くであろうことが決まって良かったと、もち米の蒸しあがる匂いを思い出しながらそう思っています。

では今日もぼちぼち行きましょう。

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