【よもやま話】ファンタジック・ビューティー

暮らし

どうも。ぼちぼちです。

前にInstagram人と比べる不幸って書いたことがあります。
多様性と言われながらも価値観に縛られるのはなぜでしょう?
アメリカの化粧品業界で成功した女性のニュースを見ました。
その常識を打ち破ったのが彼女です。

「美しい」の固定観念

彼女は自分の肌が赤くなる病気になり、
同じような悩みを抱える人の役に立つ化粧品の開発を始めました。

化粧品業界では「しみ一つない完璧さ」を「美しさ」としてきました。
使われるモデルはもちろん見た目が美しいとされる人です。
彼女の見た目は完璧ではないことを理由に投資を断られることもあったそうです。
「あなたのような見た目の人から化粧品を買う人はいない」と。
テレビショッピングに出演する機会を得て、
自分のように様々な悩みを持っている人を化粧モデルに使ったところ
飛ぶように売れたそうです。
彼女は世の中の女性たちは「完璧な美しさ」を求める広告にうんざりしているはず!
と感じていました。
自分の感覚を信じて周りの価値観に流されなかったことが成功の要因だとのことでした。

平成のアンバランス

彼女の成功談は感動的ではありましたが、それよりも「美の価値観」のところに引っかかりました。
「おとぎ話のお姫様のような美しさ」を目標、目的とした広告はいまだになくなりそうにありません。
毎年年末に有名ブランドの香水の広告の捏造された美をいつまで見せられるのでしょうか?
アパレル会社員時代、参考雑誌として「25ans」や「婦人画報」がありました。
それを眺めつつ中身の非現実さに「おとぎ話」のような気分がしたのは否めません。
もちろんちょっと行ってみたいお店や映画なんかはありましたけど、
ひと月分の給料より1着の価格が上回るような服も多々あり、
「25ans」って25歳のこと。当時の自分と比べると全く別物でした。
日本には現在、富裕層、超富裕層を合わせると1,287,000世帯存在するそうです。
そんな人むけでしょうか?

憧れと現実

人生にファンタジーは必要だと思いますが、ファンタジーと現実の境目を見失うのは厄介です。
王子様とお姫様のおとぎ話を読んでも、自分がそうなることは想像しなかったはずです。
広告では「手に入りそう」な夢を見せます。
手に入らない完璧な外見を求めて、現実との差に絶望することがあるのです。
痩せすぎモデルがいつまでも存在することも違和感があります。
本当の意味で多様性が認められるのは、まだ先だと感じます。

では今日もぼちぼち行きましょう。

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