どうも、ぼちぼちです。
母がレビー小体型認知症と認定され、同じ病気のご家族の方の参考になればと、どんな出来事があったかつらつら思い出しながら書いています。話が前後することもありますがご了承ください。母は現在、グループホームへの入所を待ちながら小規模多機能型居宅介護施設でずっと生活しています。
このシリーズで、肉親に当てはまることや気がかりな方が沢山いることを知りました。
特に同世代、50代の方には本当に喫緊のことのようです。
近況
先日、母を訪ねると布団でじっと仰向きに寝ていました。近づくと目は開いていて私に気づきましたが動きません。話しかけても反応はナシ。
「栗持ってきたよ」と茹でた栗の入った袋を渡すと、その態勢のまま出して食べ始めました。そう、仰向けのままです。殻はボロボロと枕の横に落ち、顔にも実が乗っかってますが気にする様子はありません。3個目は殻のまましがんでいました。可笑しいやら悲しいやらです。
今振り返って
このシリーズも30回目なんだなぁと感慨にふけり、ふと「何で母は入所したんだっけ?」って思いました。
母のいる小規模多機能の施設にも週に何回か通ってくる人がいます。祖母の時もデイケアを利用していました。亡くなる直前は入院したと思いますが、何年も施設にいたということはありませんでした。
母は2月で丸2年です。デイケアでなく入所にしたのは私たちが薄情だからだっけ?と記憶と記事を遡ると、腰を痛めて目が離せなくなったことと、レビー小体型認知症を発症して異常行動をするようになったからでした。
家で暮らせるのか
腰の痛みはなくなり、杖がなくても歩けるようになりました。だったら家で暮らせるか?考えるまでもなく無理です。ごくたまに家に帰れる時は帰っていますが、24時間以上眠ったり、家から飛び出したりととてもじゃないけど考えられません。そんなことをすれば父が倒れてしまうでしょう。
後めたい気持ち
本来はできるだけ家族が面倒を見るべきなのかもしれません。ご家庭で一緒に暮らしていらっしゃる方もたくさんおられると思います。子供の頃は母が何もかも一切合切面倒を見てくれたわけで、その恩を返していない申し訳なさはあるのです。週に1回程度、訪問するだけって冷酷でしょうか?
けれど何度考えても家での生活は無理です。たとえ私たちに介護職員の資格があったとしても、個人的な感情を殺して生活するわけにはいかないし、24時間注意することはできないです。
家族が認知症になったら、いろんな選択を迫られます。何が最善かは明確ではありませんが、もしも兆候があればどんな選択肢があるのかは思い描いておいてもいいかもしれません。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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