母がレビー小体型認知症と認定され、同じ病気のご家族の方の参考になればと、どんな出来事があったかつらつら思い出しながら書いています。話が前後することもありますがご了承ください。
2020年の2月から小規模多機能型居宅介護施設に入所後、
2021年11月から同じ建物の2階のグループホームに移動し、生活しています。
2019年9月 1回目の入院
そのころ母はほとんど食べない飲まない状況が続いていて
手が震えるような症状がありました。
道端で倒れた母は、緊急病棟に運び込まれました。
宿直の先生方は緊急性のある「脳」の疾患を心配されたのですが、
わたしにはそうは思えませんでした。食べてないから栄養失調か、
前回の異常行動と服薬に関係がある気がしていたからです。
母の意識が戻ってから認知症テストを受けました。
私が答えるのに窮するような暗記問題や計算問題もするすると解くので
「やっぱり認知症じゃない!」と安心しました。
先生には「うつ」だと思うんです。とずっと訴えていました。
さらにCT/MRI/髄液/脳波検査をしてもらいました。
それに加えて、
橋本脳症、自己免疫性脳炎かどうかのテストも受けました。
たくさん検査をしても大きな異常は認められませんでした。
診察で、手の震えや、幻視、変動する認知機能が
「レビー小体型認知症」の特長を満たしている。との説明をされました。
初めて聞くその言葉に戸惑いました。
母が飲んだ薬のことを医療系の友人が「飲んだらあかんやつ」と教えてくれました。
それを数回飲んでやめてから1週間以内に異常行動が起きたから私は疑いを深めました。
(あくまでも私見です)
入院翌日にも母はおかしな行動をしました。
看護師さんを小突いたり、
廊下をうろうろしたり、
救急処置室まで入ろうとしました。
普段の母ならありえないことでした。
退院時の診断
11日間の入院検査を経て、先生からの診断は
・レビー小体型認知症+せん妄の疑い
・低カリウム血症
というものでした。
いわゆる異常行動が「せん妄」だったと断定され、
「レビー小体型認知症」については、
ほかに合致する病気がないので可能性が濃い。ということでした。
低カリウム血症は栄養が足りていない時の症状です。
「レビー小体型認知症」について知らねばと思い、
たくさん本を読みました。
- パーキンソン病と一体と考えられている病気であること
- 妄想や幻視があること
- 症状の良し悪しが波のように変わること
を知りました。基本的なことは分かったものの
実際の対処方法については理解できませんでした。
この時レビー小体型認知症とわかって良かったと
この時の母の異常行動と、救急での入院は
びっくりしたし戸惑いもしたのですが、
この事件がなければ、
いつまでも母の不調を嘆き生活していたと思うのです。
ですから徹底的に診察してもらえる状況になったのは
結果的に良かったです。
今日は母が「レビー小体型認知症」を疑われるまでの話でした。
診断されるのはもう少し先の話でした。
つづきは今度また。
では今日もぼちぼち行きましょう。
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