【映画】「王の涙ーイ・サンの決断」ヒョンビン主演 観ました

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韓国映画

わたしが若かったころ、韓国で日本映画が上映されなかったように、日本でも韓国映画が上映されなかったと記憶しているのですが、調べてもそんな事実が出て来ません。けれど、私が初めて映画館でみた韓国映画は1999年公開の「シュリ」だったと記憶しています。それ以前にも韓国映画は上映されていたのでしょうか?ご存じだったら教えてください。

「愛の不時着」で韓国ドラマにハマったので、主演のヒョンビンとソン・イエジンの出ている作品から面白そうなものを観てみることにし、今回はヒョンビン主演映画「王の涙ーイ・サンの決断」をアマゾンプライムビデオで観ました。(配信終了したようです)

この映画は2014年の作品。時代もので、刺客に狙われる王の役がヒョンビンです。髭をたくわえたヒョンビンは多少控えめに顔天才ぶりを隠していました。
ひっそりと身体を鍛える王の背中は筋肉の標本にできそうな美しさで、感動的でさえあります。
ヒョンビンはこのために3か月もの間、筋トレで鍛えたのだとか。

全編を多少飛ばしながら観終わって、ヒョンビンこんな役がやりたかったんやろうなぁ。っていう印象を持ちました。わたしから見ると、ヒョンビンはとても礼儀正しく古風な人っていうイメージなんです。愛国心が強く、儒教の教えも重視している・・・イメージ。なんせイメージですから、ようはわたしの勝手な妄想ですけどね・・・。

「王の涙ーイ・サンの決断」あらすじ

1777年に起きた李氏朝鮮第22代君主正祖(イ・サン)暗殺未遂事件という実話に基づく作品で、

幼くして父を謀殺され、祖父である先王亡きあと、25歳の若さで王位を継いだイ・サン(ヒョンビン)。権力争いが極限に達した運命の日、人生を揺るがす暗殺の危機がイ・サンを襲う。陰謀に直面してもなお信念を貫こうとするイ・サン。命をかけて王を守り抜こうとする側近。暗殺のために育てられた刺客…。哀しき宿命を負った者たちは、誰も止められぬ運命の瞬間へと突き進んでいく──!!
(アジアドラマチックTV(アジドラ)の紹介ページから引用)

「王の涙ーイ・サンの決断」ここが心惹かれた

とにかく「映像美!」ヒョンビンの美しさとともに、映像がとても美しかったです。
しっとりウェットな感じと、空気の張りつめた緊張感が伝わってきました。
それから、衣装もNHKの大河ドラマみたいなぜいたくさで、ものすごく綺麗でした。

また、映画中引用されていた、儒教四書の一つ『中庸』第23章の一節がとても感動的でした。

小事を軽んじず 至誠を尽くせ 小事に至誠を尽くせば 誠となる
誠ある者はにじみ出る にじみ出れば表れる
表れればいよいよ著しく 著しければ感動を呼ぶ
感動は変化を起こす 変化は万物を生育する
天下において至誠を尽くすもののみが己と世を変えることができる

わたしも至誠を尽くす人でいたいと思いました。

至誠とは?

それでは「至誠」とはどんなものなのか。と思い調べてみたところ、
面白い考察を見つけたのでリンクしておきます。
鎌倉の円覚寺の管長ブログ「至誠」
管長さんは「至誠」を尽くそうとずっと心がけて来られて、こう考えるに至ったということですから深いです。
わたしは「至誠」には情熱が必要なのではないかと思います。
例えば己や世を変えたい場合、変えたい情熱。
もしくは己や世を変えたい気持ちがなくても、何かに情熱をもって取り組んでいたら結果的に己や世が変わっていた。というようなことなのかなぁと思いました。

では今日もぼちぼち行きましょう。

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